皆さん、こんにちは!春日部市にあるキックボクシングジム、The Thunder GYMです!
今回は、今、日本の格闘技界で最も熱い注目を集めるファイターの一人、**「ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(Rajabali Shaidullaev)」**選手に焦点を当てます。
キルギス出身のこの若き怪物は、破竹の勢いでRIZINのフェザー級戦線を駆け上がり、ついに王座を獲得。彼の持つ圧倒的なフィニッシュ能力と、全方位的なファイトスタイルは、私たち格闘技ファンに興奮と感動を与え続けています。
彼の戦績、強さの秘密、そしてキックボクシングをバックボーンに持つ我々が注目すべきポイントを徹底解説します。
1. 驚異的な戦績と圧倒的なフィニッシュ率
シェイドゥラエフ選手を語る上で、まず触れるべきはその戦績です。彼はプロデビュー以来、なんと無敗をキープし続けており、その勝利のほとんどをフィニッシュ(KOまたは一本)で飾っています。
これは、彼が試合を判定に委ねることを好まず、常に相手を仕留める機会を探している、**「完全決着主義」**のファイターであることを示しています。
キルギス生まれの猛者の経歴
- 出身地:キルギス共和国
- 生年月日:2000年10月11日(若さも魅力の一つです!)
- 格闘技キャリア:幼少期からレスリングや柔道を経験し、MMA(総合格闘技)のプロキャリアをスタート。キルギスやロシアのメジャー大会で経験を積み、その名をRIZINに轟かせました。
- RIZINでの快進撃:2024年にRIZINに参戦すると、その強靭なフィジカルとアグレッシブなファイトで、連戦連勝。特に、元RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ選手を1R KOで破り、第7代RIZINフェザー級王座を獲得した試合は、彼の「怪物性」を日本中に知らしめる一戦となりました。
このKO勝利は、多くのファンが予想だにしなかった衝撃的な結果であり、RIZINフェザー級の勢力図を一変させました。
2. 「トータルファイター」としての完成度
シェイドゥラエフ選手の真の強さは、特定のスキルに偏らない「トータルファイター」としての完成度の高さにあります。
キックボクシングジムである我々が注目すべきは、彼の打撃の質と、それを支えるフィジカルです。
(1) 破壊的な打撃スキル
彼の打撃は、レスリング仕込みの強靭な体幹から繰り出されるため、一発の威力が非常に高いのが特徴です。
- オーバーハンドとフック:特に右のオーバーハンドやフックは、相手のガードの上からでも効かせられるほどの破壊力があり、これがKOの決定打となるケースが多く見られます。
- 打撃の圧力:前に出続ける圧力と、打撃と組みの攻防の切り替えの速さが卓越しています。相手に攻撃のチャンスを与えず、常にケージに追い詰める動きは、キックボクシングのリングでも見習うべき「プレッシャーコントロール」の模範とも言えます。
(2) 強靭なフィジカルとレスリングベースのグラップリング
シェイドゥラエフ選手の基礎はレスリングにあり、これが彼のファイトスタイルを支える土台となっています。
- テイクダウン力:要所で繰り出すテイクダウンは強力で、相手をケージ際に追い詰めてから一気にマットに叩きつけるパワフルなグラップリングを見せます。
- テイクダウン後のコントロール:グラウンドに持ち込んでも、パスガードやポジションコントロールに優れ、相手に休む暇を与えません。リアネイキッドチョークや腕十字などのサブミッション技術にも精通しており、寝技でもフィニッシュを狙える柔軟性を持っています。
このように、シェイドゥラエフ選手は立ち技ではKOを、寝技では一本を狙える、まさに穴のないトータルファイターなのです。
3. RIZINの未来を担う「シェイドゥラエフ時代」の到来
シェイドゥラエフ選手の登場は、RIZINのフェザー級戦線に新たな緊張感をもたらしました。彼の「怪物」とも称される強さ、そして試合前の自信に満ちた発言は、ファンだけでなく、対戦相手にも大きなインパクトを与えています。
彼は、試合前のインタビューで「試合で使っているのはポテンシャルの半分くらい」と発言するなど、その実力に対する絶対的な自信を示しています。この姿勢は、私たち格闘家が常に持ち続けるべき**「勝利への飢え」と「自己への信頼」**を体現しています。
4. The Thunder GYMの会員様へ:シェイドゥラエフ選手から学ぶこと
キックボクシングを学んでいる私たちにとって、シェイドゥラエフ選手のファイトから学べることは多々あります。
【Lesson 1: フィジカルの重要性】
彼の破壊的な打撃は、技術だけでなく、**強靭なフィジカル(体幹と筋力)**に裏打ちされています。私たちも日々のトレーニングで、単なる技術練習だけでなく、パワーと持久力を高めるフィジカルトレーニングの重要性を再認識しましょう。
【Lesson 2: プレッシャーのかけ方】
シェイドゥラエフ選手は、常に一歩前に出て、相手を後退させる**「圧力」をかけ続けます。キックボクシングにおいても、前に出る意識やローキック、ミドルキックで相手の動きを封じるプレッシャー技術**は、勝利に不可欠です。
【Lesson 3: 強い決断力】
彼は、勝機を見いだすと迷わず一気にフィニッシュまで持ち込みます。これは、練習で培った技術と判断力の賜物です。一瞬のチャンスを逃さない**「強い決断力」**を、スパーリングやミット打ちで意識的に養っていきましょう。
キルギスから来た若き王者の活躍は、日本の格闘技界に新たな風を吹き込んでいます。彼の今後の防衛戦や、さらなるキャリアの発展から目が離せません。
私たちThe Thunder GYMは、シェイドゥラエフ選手のように**「強くて、観客を魅了する」**ファイターを育成できるよう、熱い指導を続けてまいります。
皆様もぜひ、彼の試合を観て、その興奮を日々のトレーニングのモチベーションにしてください!